基本的心理欲求理論の高校英語への応用

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染谷藤重 (2020). 「高校生の英語における基本的欲求充足尺度の作成の予備調査 : 内発的動機づけに及ぼす影響」『上越教育大学教職大学院研究紀要』第7巻, 217-223.

【引用元】

https://juen.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=8175&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=30


ABSTRACT

本研究の目的は,高校生の英語の授業における基本的心理欲求の尺度開発を行うことであった。さらに,英語授業への 欲求充足が,英語学習における内発的動機づけに及ぼすどのような影響を及ぼすかの予備調査を行うことである。また, 作成した尺度の関連性についても検証を行うことである。参加者は,高等学校1年生から3年生の合計201名であった。 調査の方法としては,基本的欲求理論に基づく,3欲求の充足のアンケートを作成し,実施,分析を行った。確認的因子 分析(CFA)及び信頼性係数の分析の結果,今回作成した3つの欲求充足尺度の信頼性を担保することができた。そこ で,3欲求の充足が内発的動機づけにどのような影響を及ぼしているかを検討するために,共分散構造モデリングによる パス解析(SEM)を行った。その結果,受け入れることができる適合度を得た。この研究から,自己決定理論の枠組み のもと,高校生の英語授業動機づけが,内発的動機づけに影響を及ぼすことが明らかとなった。したがって,今後,これ らの結果発展させ,教育における動機づけ研究に貢献していきたい。


基本的心理欲求理論は、自己決定理論の下位理論の中で最もベースになる理論である。この理論を基に、ほかの理論との関連性を探っていく必要性がある。


小学校英語教育(染谷)研究室

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