(2023年度)教職大学院のメリットとデメリット

教職大学院進学のメリットとデメリットは何でしょうか?


(筆者の直感的な意見を書いておりますので、ご理解ください。)


教職大学院を修了すると小学校又は各教科の専修免許状を得ることができます。

 ⇒専門職学位・専修免許状を得ることで、給料が2万円(/月)ほどアップします。


これは本当にメリットでしょうか??

修了後、24歳から60歳まで教員を教員を続けたとして、36年間ですので、

  36年*12カ月*2万円=864万円

  ボーナスも考慮に入れると、約教員のボーナスは年間4.5カ月分ですので。

  36年*4.5カ月*2万円=324万円

合計864+324 = 1188万円、学部卒と差が出ることになります。

 (↑あくまで管理職にならずに教諭職を続けた単純計算です。もちろん場合によって異なります。)

 教職大学院の学費は、入学金28万円+(学費54万円*2年間)=136万円です。

 学部卒の給料(1年目)は、自治体によりますが、約22万円(/月)ですね。

  ⇒22万円*12カ月=264万円

   ここに、

   ボーナス1年目6月=約1か月分,ボーナス1年目12月=2.25か月分

    ⇒22万円*3.25カ月=71.5万円

 ・1年目の年収(学部卒)⇒265万円+72万円=336.5万円(←もちろん地域手当・家賃補助など手当は除く)

 2年目の年収(学部卒)

  大体月1万円くらい1年目より上がります。

  ⇒23万円*12か月=276万円

  ボーナス2年目4.5か月分

  ⇒23万円*4.5か月分=104万円

 ・2年目の年収(学部卒)=276万円+104万円=380万円

合算すると…

 136+336.5+380 =855万円の損失と考える人もいるかもしれません…


まあ、こんな単純計算ではだめだと思いますが…

こんなもんかと話半分で聞いてください!


1188万円ー855万円=+333万円

(↑教職大学院の中で、全くアルバイト等せずに、自宅通学で家賃(交通費)もかからなかったときの計算ですが…)


生涯年収333万円のプラスとなりえるわけですね~!

(→333万円÷36年間÷12カ月= 0.77...万円、月平均だと7700円程度…)

これが高いか安いかは個々人の感覚だと思います。

大学院に進学するために、日本学術支援機構などから奨学金を借りた場合、月々の返済額は1万円以上になりますから、むしろ大学院進学は給料的にはマイナスかもしれませんね…


なので、できれば教職大学院に進学する場合、アルバイトを扶養内程度で行い、自宅通学で最小の交通費で通えて、奨学金を借りないパターンが最高かもしれません(笑)

 (↑こんな人が実際にいるとは思いませんが…)


・もう一つのメリットとしては、給料が底上げされるわけですので、退職金の金額が少なからずプラスの方向に変わってくるということ

・最後に、管理職試験にも多少なりとも影響するかもしれないということですね。


まあ、つらつらメリットになること・デメリットとなりえることを書いてきましたが、本人が教員として働きたい・もっと勉強したいと思うことが進学の動機になると思います。


他にもまだまだメリット・デメリットがあると思いますので、しっかり調べて将来を考えてください。


ぜひ、私の研究室気になったら、お気軽に連絡をください。


よろしくお願いいたします。




小学校英語教育(染谷)研究室

本サイトでは、(小学校)英語教育に関する実践や研究に関して紹介する。

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